ウィルコム、全ITX化完了。着信転送時の番号通知開始へ

現在のウィルコムはサービス開始直後の「つながらない」とは比較にならないほどのエリア展開になっており、「週末は八ヶ岳山麓の別荘で…」とかセレブでイヤミな生活を送っておられるような方はさておき、筆者のような都市生活者の庶民にとって圏外に悩まされることはほとんどありません。
…とはいえホントに困ってなければこんなエントリーが上がるわけがなくw、筆者の実体験で言えば、出張時に新幹線の中などでPHSに着信すると、あの区間によってはほとんどトンネルと切り通しだらけの高速移動体の中での通話は、文字通りブチブチ切れるわけです(そもそも着信自体がかなりアヤシイ気も…)。
そんなわけでメイン回線は昔からPHSではあるものの、趣味と実益を兼ねてちゃっかりドコモ回線も持っており、必要に応じてそちらへ転送をかけて利用しておりました。そういやマリンライナーに乗車してちょうど瀬戸大橋で海の上(やっぱPHSじゃ難しそう?)を渡ってる最中に転送のほうにかかってきて、「非通知」ですから誰からの電話なのかと緊張しながら出た、なんてこともあったなあ(笑)。
前々回にL-04Cについて書きましたが、あれの導入とセットアップも実はこのサービス開始を見越してのことでした(去年のツイッターの発言から首を長くして待ってたんだよ!)。メインのPHSがアヤシイ場所にいても、通話はとりあえず着信はでき、しかも取れなかった場合にも誰から連絡が来たか把握可能になり、またpdxメールもGmail経由で扱え、音信不通から免れることができます(エイリアス、とか言うてええんかな?)。一般には非常に地味な施策だと思われますが、今後も伊達と酔狂で070を使い続けたい者(笑)としては、よくやっていただいたと感謝の限りです。

【宮川潤一@miyakawa11】
https://twitter.com/#!/miyakawa11/status/186704712119222272

WILLCOM NEWS】全ITX化が完了、着信転送時番号通知は6日から
http://blog.willcomnews.com/?eid=997676



【4/7追記】
トップページやお知らせにはいっこうに掲載されず、「ホンマにやる気あるん?」と思って試してみたところ、ご覧のとおり。

よく見たらウィルコム着信転送サービスの説明ページからの「よくある質問」にさりげなく書かれておりまして、

Q.着信転送サービスにて転送先に転送された電話の発信者番号は表示されますか?
A.転送された電話の発信者番号と、転送元PHS番号が転送先に通知されます。
※電話機によっては通知できない場合もあります。

上はイオンb-mobileの音声通話つきSIMから電源OFFのウィルコムへ発信し、転送先のドコモP906iへ着信した画面。ちゃんと上にイオンSIMの090〜、下に転送元070〜が表示されております。
うちはややこしくなるんでケータイのほうの番号はあんまり外には出してないのですが、いろいろ番号を使い分けてる方にはこの転送元表示は便利そうですね。